高級革靴・蒔絵オリジナル革製品なら東京浅草　株式会社カムシャイニング

　オーダーメイドという言葉を日本語にすると「特注品」とか「仕立て物」といったところでしょうか。一般にお客様の要望にあわせてご用意する品のことをオーダーメイドと称するようです。
けれどもこの「オーダーメイド」という言葉、実は和製英語。英語では服などの仕立てをテイラーメイド（tailor made）といい、既製の品をレディーメイド（ready made）といいます。

　 では靴のオーダーメイドの場合、どんなふうにいうのでしょうか？

　 答えはBESPOKE（ビスポーク）。bespeak 「予約する, あつらえる, 注文する」という動詞の変化形で「注文品の, あつらえの」といった形容詞としても用いられます。
　 そして bespeak は分解すると be + speak 。つまり、speak ＝「話す,話をする」ことによって作り上げられた品、という意味を含んでいる言葉のようです。

　 お客様と靴職人との間でかわされた「会話」そのものが、出来上がった御仕立て靴というニュアンスでしょうか。打ち合わせの内容が濃ければ濃いほど、お客様だけの素晴らしいビスポークが完成しそうな気がする単語ですね。
　 ちなみにイタリア語ではス ミズーラ（SU MISURA）と言うようです。「あなたのサイズに合わせて」という意味だそうです。